質問⑭一方的に離婚を迫る妻との離婚調停の進め方


ご相談内容

悩む男性のイメージイラスト離婚について相談があります。

私には結婚して一ヶ月で妊娠五ヶ月の妻と妻の連れ子で五才の女の子がいます。

先日、離婚してほしいと言われました。

夫婦喧嘩のイメージイラスト理由は私の収入が少ないのと喧嘩したときに妻が実家に帰ると言うのでつい力ずくで嫁の肩を押さえて止めようとしてしまい、かっとなり、妻の携帯を投げて壊してしまったことらしいです。

妻は精神的に弱いところがあり、なにか気にくわない事があると、大声で怒ったり、奇声をあげたり、ひどいときには物を投げ、硝子を割ったりしていました。

日々の続く喧嘩と、妻の私への態度でストレスがたまっていて、爆発してしまったのかもしれません。

電卓のイメージ画像私の収入は手取り20数万程度で、神奈川に親が暮らしている私名義の持ち家があるのでその住宅ローン代で8万円、結婚して車を購入したのでそのローンが5万円、その他家賃などを払うと、10~15万程度残ります。

妻は連れ子の養育費として、4~6万毎月もらっています。

貯金はなく、お互い知人から借金があり、妻は同居する前にすんでいたところの滞納していた家賃もあります。

この場合、相手への当面の生活費、出産費用、子供が生まれてからの養育費はどの程度払うのが相場なのでしょうか?また、慰謝料は払わないといけないのでしょうか?

借用書はないものの、結婚するまえに妻の家賃や携帯代、生活費を立て替えて、貸してる部分もあります。

出産費用については国からの補助があるのに全額負担しなければいけないのでしょうか?

今、別居中なのですが、妻がお金を全部持っていってしまって、私に手持ちがないのに食費、検診代、その他でお金が必要なのでお金を振り込めと言われます。

預貯金のイメージイラスト妻はもう手持ちがないとかいうのですが、使用用途も私はわからないのですが、親や知人からお金を借りて振り込んでる状況です。

妻は子供が生まれても面会させないと言っており、協議離婚では難しいのかと考えております。私は離婚問題に詳しくないので、専門家のお話を聞きたいと思い、メールしました。

悩む男性のイメージイラスト私には預金がないので着手金を一括で払う能力がないので、代理人をたてたり、弁護士さんに頼むのも難しいのかと考えております。

もし、調停離婚になった場合、損をしない、円満に解決出来る方法があれば教えて頂きたいです。

 

ご回答

弁護士勝木萌イラスト相談者様こんにちは。

メールでのご相談ありがとうございます。

まず、相手方への当面の生活費や、離婚後の養育費の相場についてお答えします。

チェックのイメージイラスト生活費(相談者様は、離婚が成立するまでの間、相手方に対して、婚姻費用という生活費を支払っていく必要があります)及び養育費については、

 相談者様の税込の年収

 相手方の連れ子さんと相談者様が養子縁組をなさっているか否か

 相手方は専業主婦か、育休中か

といった事情が、いただいたメールからは分かりかねますので、具体的な金額をお示しすることは難しいです。

給料のイメージ画像あくまで例ですが、相談者様の年収が400万円、養子縁組をなさっておらず、相手方が専業主婦と仮定した場合には、相手方に支払う婚姻費用の適正額(裁判所も使っている算定表で算定したものです。養育費も同じです。)は、月額6万円~8万円となる可能性があります。

また、養育費の適正額は、月額4万円~6万円となる可能性があるでしょう。

出産費用は、婚姻費用には含まれない特別の出費といえ、相談者様のみが全額負担すべき義務があるわけではありませんが、相手方が専業主婦の場合には、収入のある相談者様に頼らざるを得ないと思われます。

もっとも、その場合でも、相談者様は、後日手当が入った場合には、相手方に出産費用と手当の差額の返還を求めることはできるでしょう。

弁護士小野佳奈子イラスト次に、調停離婚になった場合の対応等についてご回答します。

メールで拝見する限り、相談者様の、相手方の肩を押さえた、携帯を投げて壊した、という行為は、その経緯や相手方の普段の様子からすると、それだけで離婚原因にあたる可能性は低いと思われます。

そうすると、相談者様が離婚に同意しない限り、相手方は、いくら離婚を望んでも離婚をすることができません。

お金のイメージ画像この場合、相談者様にとって有利と思える離婚条件になるまで、離婚を拒否し続けるということは可能です。もっとも、離婚するまでは婚姻費用の支払義務がありますので、一定程度の支出は覚悟しなければならないことになります。

また、相手方は、生まれてくるお子さんと相談者様の面会を拒否しているとのことですので、面会交流の調停をこちらから申し立てることもできますし、面会交流の条件を決めなければ離婚には応じないという条件を出すこともできます。

弁護士バッジのイラスト金銭的に弁護士をたてることは難しいとお考えのようですが、婚姻費用や養育費の金額や、調停の進め方等については、詳しい事情をお聞かせいただきますと、より具体的かつ的確な助言をさせていただくことができるかと思います。

また、ご事情によっては、着手金の支払方法等についても柔軟に対応させていただくことはできるかと思いますので、来所も検討されてみてください。

 

 



離婚にまつわるトラブルのQ&A