調停成立の見通しを立てる


調停は、あくまで話し合いで解決する手続です。

すなわち、どれだけ時間や労力を費やしたとしても、話し合いがまとまらなければ、それまでの苦労は水の泡となってしまいます。

明るい未来のイメージ画像無駄な時間や労力を費やすくらいなら、調停を延々とやるのではなく、速やかに訴訟へ移行すべきです。

そこで、調停が成立する見込みがあるか否かについて、できるだけ早く見通しを立てることが重要となります。

その際、次の点に着目すればよいでしょう。

 

 

パートナーが愛情をもっている場合

愛情のイメージ画像相手方が離婚に応じない理由が養育費、慰謝料などの金銭面での折り合いがつかない場合は、調停委員会を通じて説得をしたり、自らが譲歩したりすることにより、最終的には離婚が成立する可能性が高いです。

しかし、相手方がまだあなたに愛情をもっていて、再びやり直したくて離婚に応じない場合は、説得しても応じない可能性が高く、調停での離婚成立は難しくなります。

もっとも、このような場合でも、通常の裁判基準を大幅に超えるような有利な離婚条件を相手方に提示できれば、相手方が説得に応じることもあるので、調停成立の可能性は残されています。

例えば、慰謝料の相場を大幅に超えるような額(例えば1000万円)を提示するなどです。

しかし、このような経済的な余裕が無いような場合は速やかに調停を不成立(ないしは取り下げ)にした方がよいでしょう。

そして、離婚原因があるような事案ではすぐに訴訟提起を行うべきです。

離婚原因について、くわしくはこちらをご覧ください。

 

説明する男性のイメージイラスト他方、離婚原因がないような事案では、とりあえず別居して、長年月が経過するのを待つということになるでしょう。

現時点では離婚原因が認められなくとも、別居期間が長期化すると、離婚原因(婚姻を継続しがたい重大な事由)となるからです。

 

 

親権を争う場合

子どもの親権を双方とも主張して譲らない場合、話し合いでの解決は難しく、調停成立は困難といえます。

そこで、このような場合、調停を何回も重ねるのではなく、速やかに訴訟に移行すべきです。

子供のイメージ画像また、監護者指定の審判やその仮処分等を申し立てるなども検討すべきです。

もっとも、相手方が親権を主張していても、本気で争う場合はそう多くありません。

例えば、当初、夫側が親権を主張していても、仕事への影響や母親有利の現実に直面し、あきらめざるを得ないと判断することもあります。

そこで、相手方が本気で親権を争うつもりなのかどうかを見極めることが重要となります。

離婚調停については、手続にくわしい専門の弁護士にご相談されることをおすすめします。

>> ご相談の流れについては、こちらをご覧ください。

 

 

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