離婚訴訟


訴訟とは

裁判所のイメージ画像訴訟とは、当事者間の紛争について、裁判所の判断を仰ぐことで解決する手続です。

この裁判所の判断のことを判決といいますが、これが確定すると当事者や関係者を拘束し、同一内容について争えなくなります。

このように、訴訟は、争点について、裁判所が最終的には判決を出すという点で、話し合いによる解決しかできない調停とは異なります。

離婚訴訟のポイントについては、下記を参考にしてください。

 

 

裁判の流れ

裁判の流れは次の図をご参照ください。

①訴えの提起

裁判の流れのイメージイラスト訴えを提起するには、訴状を作成して管轄を有する家庭裁判所に提出します。

訴状には、離婚を請求することのほか、親権者指定、面接交渉、財産分与、養育費等の審理を求めることを記載できます。

管轄は、原則として、原告または被告のどちらかの住所地を管轄する家庭裁判所となります。

②訴状の送達・期日の指定

裁判の流れのイメージイラスト訴えの提起を受けた家庭裁判所は、被告に対して訴状を送付(これを「送達」といいます。)します。通常は、訴えの提起を受けた日から30日以内に裁判の期日(第1回口頭弁論)を指定します。

③答弁書の提出

裁判の流れのイメージイラスト訴状の送達を受けた被告は、訴状に記載されている内容に対して、認否や反論を記載した書面(これを「答弁書」といいます。)を提出します。

④第1回口頭弁論

裁判の流れのイメージイラスト第1回口頭弁論では、通常、訴状の陳述と答弁書の陳述が行われます。

そして、次回期日に行うことの確認や日時の調整が行われます。

多くの場合、次回期日では、被告の答弁書に対する原告の反論が行われます。

なお、被告が欠席した場合、通常の民事訴訟の場合と異なり、事件を終結させることはできません。

⑤争点整理手続

裁判の流れのイメージイラスト訴訟では、原告と被告が相互に主張を行なっていきます。④で述べたとおり、第1回口頭弁論の後、ほとんどの場合、次回(第2回)期日が指定され、被告の答弁書に対する原告の反論が行われます。そして、原告の反論を受け、第3回期日において、被告が再反論を行なう等によって、争点が明確にして行きます。したがって、争点整理手続と呼ばれます。

⑥証拠調べ等

裁判の流れのイメージイラスト証拠調べとは、争点について、立証するために、証拠資料を提出したり、証人尋問等を行う手続です。

証拠資料の提出は、通常争点整理手続中に行いますが、証人尋問等は、争点整理手続により、争点が明確となってから一括して行われます。

したがって、証人尋問等は訴訟の終盤に行われるのが通常です。

⑦判決

裁判の流れのイメージイラスト証拠調べが終わると、口頭弁論を終結して、原告の請求に対する判断がなされ、判決が言い渡されます。

口頭弁論終了後、判決が出るまでは通常1から2か月程度は要します。

判決は、文書(判決正本)で当事者双方に送達されます。

判決内容に不服がある場合は、送達を受けた日から2週間以内に控訴を提起することができます。

 

 

早期和解を試みる

ab4d85c7adc69bc96c439b2d0e3372c4_s訴え提起から判決までは長期間を要します。

また、時間だけでなく、弁護士との打ち合わせ、尋問のための出頭等、労力もかかってきます。

さらに、判決をもらっても、相手方が控訴すれば、確定しないので、さらに裁判は続くことになり、解決まで長期間を要します。

そこで、訴訟に移行したとしても、可能であれば、早期に和解することが望ましいといえます。

和解をする上で大切なことは、判決となった場合の見通しを立てることです。

ポイントの解説をする女性のイラスト例えば、仮に判決となった場合、慰謝料として300万円程度が認められるであろうとの見通しを立てたとします。

その場合、和解についても、相手方が300万円を支払うというのであれば、早期解決の観点から応じるべきでしょう。

ただ、判決となった場合の正確な見通しを立てるには、豊富な知識と経験に加え、裁判例の調査等が必要となります。したがって、離婚専門の弁護士にご相談されたほうがよいでしょう。

>> ご相談の流れについては、こちらをご覧ください。