慰謝料が認められる「損害」とは?


1e12ba7cfa893d2e4e525fa11c9b053e_s不貞行為が原因で、被害者が受けた精神的苦痛が「損害」に含まれることに争いはありません。

他にも、弁護士費用や、調査会社の費用が、「損害」として認められる余地があります。

 

 

弁護士費用

不倫の慰謝料請求の裁判を行う場合、不倫と相当因果関係のある弁護士費用も「損害」にあたるとして、請求することが可能です。

裁判実務上、損害と認定される弁護士費用の額は、慰謝料の10パーセントです。

弁護士バッジ画像例えば、慰謝料が300万円と認定された場合、判決で支払いが命じられる弁護士費用の損害額は30万円となります(したがって、実際に弁護士に支払う費用とは異なります。)。

日本の裁判では、通常、弁護士費用は相手に請求できませんが、慰謝料等の不法行為に基づく損害賠償請求については、弁護士費用も一定程度で相手方への請求が認められているのです。

 

 

調査会社の費用

414d0980aaa531df9e224b342a0de375_s不倫は密室で行われることも多いため、不倫の慰謝料請求の裁判においては、調査会社の調査報告書が、不倫の証拠として提出される場合があります。

この、調査会社に支払った費用についても、損害賠償請求に必要な費用といえる場合(例えば、他の証拠では不貞を立証できない場合)には、「損害」にあたるとして請求することが可能です。

ただし、裁判例をみると、実際に調査会社に支払った費用全額が認められるわけではなく、損害賠償請求に必要な費用と認められる部分についてのみ認容されていることが多いようです。

なお、不貞慰謝料については、専門的な判断が必要ですので、離婚問題を専門とする弁護士へご相談されることをおすすめします。

 

 

不倫(不貞行為)と慰謝料