障害年金の内容等


障害年金は、障害の程度によって、1級(最も障害の状態が重い)から3級(最も障害が状態が軽い)に認定され、 障害の状態が重いほど受給できる年金額も多くなります。

また、障害年金の内容は、初診日において加入している年金の種類によって異なります。

車椅子のイメージ画像

年金の種類

国民年金の場合

自営業、学生、主婦などの方。

1級と2級に該当する場合しか対象となりません。

障害基礎年金

1級または2級

平成24年度年金額(定額)

983、100円(1級)
786、500円(2級)

厚生(共済)年金の場合

会社等でお勤めをされていた方。

3級に該当する場合でも、対象となります。さらに、3級に該当しない場合(準3級)には、障害手当金として一時金が支給されます。

障害厚生(共済)年金

1級~3級又は障害手当金

国民年金の場合は定額ですが、厚生(共済)年金の場合、の年金加入歴やもらっていた給与額などによって変化します。また、1級または2級に該当する場合は、障害基礎年金に上乗せして障害厚生(共済)年金が支給されます。

また、子供がいる場合には、基礎年金で子の加算が付き、配偶者がいれば厚生(共済)年金の方で加算が付きます。

等級 国民年金 厚生(共済)年金
1級 983、100円
子がいる場合→227、000円加算
報酬比例の年金額×25%増し
配偶者がいる場合→227、000円加算
2級 786、500円
子がいる場合→227、000円加算
報酬比例の年金額
配偶者がいる場合→227、000円加算
3級 なし 報酬比例の年金額
最低保証額=障害基礎年金(2級)の額×(4分の3)
障害手当金 なし 報酬比例の年金額×2(2年分)
最低保証額は1、150、200円(平成24年の場合)

※子がいる場合:2人目まで(1人につき)227、000円、3人目からは75、600円
子:18歳到達年度末までの子(すなわち、高校卒業まで)又は20歳未満の障害等級1・2級の子

※配偶者の加算:1、2級の場合のみに加算。また、以下の要件が必要

1.配偶者が、退職共済年金や障害年金を受け取っていないこと。

2.配偶者が65才未満であること。

3.年金加入者と同一の世帯で生計を共にしており、配偶者の年収が850万円未満であること。

 

 

等級の認定基準

厚生労働省による等級の認定基準は以下のとおりです(平成23年6月30日年発0630第1号)。

等級 障害の状態
1級 高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の介護が必要なもの
2級 気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり又はひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限(※)を受けるもの
3級 気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したり又は繰り返し、労働が制限を受けるもの

※日常生活が著しい制限を受ける程度とは、必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働により収入を得ることができない程度のものである。

 

 

申請に必要なもの

障害年金を申請する場合、医師の診断書と病歴状況申立書が重要となりますので、これをうまく準備することがポイントとなります。

診断書は、自分の悪い状態を紙に書いたり、家族と一緒に病院に出向いて渡したりすると、うまくいくケースがあります。

073891病歴状況申立書は、発病から現在までの病気の流れを自分で書いていけばいいのですが、内容によっては判定がまったく変わりますので、注意が必要です。

たとえば、会社に在職していた期間については、障害のために、欠勤や休職を繰り返していたということをきちんと書いておかないと、通常業務をしていたと判断されてしまい、評価が下がることがありますので注意が必要です。

 

 

その他の注意点

障害年金の申請はとても複雑です。障害の状態が障害年金に該当する場合であっても、受給要件を満たしていない場合(たとえば、病気やケガのため最初に病院に受診した時、年金の保険料を納めていなかった場合など)、対象となりません。

>> 受給要件について詳しくはこちらをどうぞ。

弁護士本村安宏イラストまた、障害年金に該当する状態であったにもかかわらず、制度のことを知らずに障害年金を受給していなかった場合などは、5年間に限って(時効の関係)、さかのぼって申請できる場合があります(遡及請求)。これが認められると、非常に大きな額を受給することが可能となります。

まずは、障害年金に詳しい専門家にご相談されることをおすすめします。

 

 

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