2.財産分与の割合は?

シリーズ:医師・医者特有の離婚問題



解説

こんにちは。弁護士の宮崎です。

ここでは医師特有の離婚問題について解説致します。

第2回は、財産の分与の割合についてです。

「財産分与」とは離婚する際に財産を分けることをいいます。

この財産分与の目的は、結婚しているときに夫婦が協力して築き上げてきた財産を公平に分配することにあります。

分与の割合については、財産形成に対する貢献度によって決まります。

通常の場合は、夫が会社員、妻が専業主婦の場合でも2分の1と考えられています。これを2分の1ルールといいます。

この場合、実際に収入があるのは夫だけですが、主婦の家事労働は立派な労働と考えられているからです。

では、医師の場合も同じように考えられるでしょうか。

例えば、Aさん(夫)が病院を経営していて、個人の財産3億円で、Bさん(妻)は専業主婦で経営にはまったく携わっていないような場合です。

この場合、2分の1ルールに従えば、AさんはBさんに1億5000万円を分与すべきことになります。

しかし、夫の特殊な能力等で、財産を形成した場合、形式的に2分の1を適用するのは適切ではないと考えられます。

裁判例も、個人の特殊な能力や努力によって高額の資産形成がなされたような場合、7:3とか6:4などでの分与を認めた例もあります。

もっとも、2分の1ルールが適用されるか否かは、個別具体的な事情によりますので、くわしくは離婚専門の弁護士にご相談ください。

次回は、婚姻費用や養育費の算定について、ご説明致します。

 

 



医師・医者特有の離婚問題

1.財産の調査と評価のポイント 

2.財産分与の割合は? 

3.婚姻費用や養育費の算定方法は? 

4.相手に病院を手伝わせていた場合は解雇できるか? 



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