浮気をした会社経営者である夫から1億2000万円の財産分与を受けた妻Y(40代)さんの事例

ご相談者Yさん (佐賀県鳥栖市)
婚姻期間:20年
解決までの期間:11ヶ月
解決方法:裁判
子どもあり (1人(女の子))
離婚を求められた

相手:会社経営者


依頼前 依頼後 利益
離婚 ×不成立 ○成立
解決金 0円 約1億2000万円 約1億2000万円

 

状況

Yさんは20年前に会社経営者である夫と結婚し、女の子を出産しました。

ところが、夫は会社の社員である他の女性と浮気するようになり、子どもが10歳の頃、妻子を捨てて浮気相手の女性と同棲するようになりました。

Yさんは、夫がいつか戻ってきてくれると信じ、また、子どものために離婚するのは得策ではないと考え我慢して生活していました。

別居から10年以上が経過し、子どもが大学生となりました。

そんなある日、夫が弁護士を立ててYさんに対し、離婚調停を申立ててきました。

Yさんは、離婚調停に弁護士を立てて出席し、離婚の意思がないことを伝えて調停は不成立となりました。

そこで、夫はYさんに対して、離婚訴訟を提起してきました。これに対してYさんは応訴していましたが、弁護士の裁判のすすめ方に不信感を抱き、当事務所に相談に来られました。

 

弁護士の関わり

弁護士は裁判の途中から、訴訟を引受けました。そして、夫に対して、財産分与、慰謝料、年金分割を求める予備的反訴を提起しました。

そして、財産分与において、基準時が別居時ではなく離婚時(口頭弁論終結時)であること、夫が有する自分の会社の株式も対象となると主張しました。

特に、株式については、税理士として意見書を提出し、2億円の評価になることを立証しました。その結果、裁判所からの和解案として、1億2000万円が提示され、その提示額で離婚が成立しました。

 

補足

この事案において、Yさんはもともと依頼していた弁護士のアドバイスにより、離婚だけを争い、財産分与等を請求しませんでした。

しかし、本件では別居から長期間が経過しており、裁判所が離婚を認める可能性が極めて高い状況でした。

また、本件で離婚判決が出た後、財産分与等を求めることもできますが、その場合、解決までにさらに長期間を経過してしまい、当事者に負担がかかってしまい、決して得策ではありませんでした。

そこで、予備的に財産分与等の反訴を提起しました。そして、本件では、対象財産が株式くらいであり、その評価が最重要となりました。上場会社ではないため、株式については評価に関する鑑定意見書を出して主張立証する必要がありました。その結果、高額な解決金が認められました。

なお、この事案では、別居から長期間が経過していました。相手方が高額所得者の場合、離婚しないほうが得策と考えてしまう女性が多くいらっしゃいます。

しかし、ほとんどの事案では、別居から長期間を経過しない方が有利な交渉が可能であり、女性にとっては好条件での離婚が可能です。この事案でも、もっと早くご相談に来られていれば、裁判に行かずに、かつ、Yさんとって、さらに好条件での離婚が可能と思われました。

したがって、特に不貞相手がいる事案では、早い段階で離婚問題を専門とする弁護士に相談されることをお勧めします。

 

 



※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。




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