夫もしくは妻はアスペルガー?
目次
アスペルガー症候群について
アスペルガー症候群の人は、子どもの頃、以下のような特徴を示す場合があります。
子どもの頃の特徴
・集団行動が苦手
・スポーツなど、体を動かすことが苦手
・食べ物の好き嫌いが激しい
・不器用で字が下手
・人に触られるのが苦手
アスペルガー症候群の人は、一般的に知能が高く、また特に子どもの頃は、親や周囲の人からの助けがあるため、特に大きな違和感を持つことなく成長してきたという人も多数おられます。
したがって、大人になってからアスペルガーであることに気づく人は少なくありません。
大人のアスペルガー症候群の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
大人になってからの特徴
①社会性の障害
・空気を読むことができない
・その場に合った服装が分からない
・相手と自分の距離感を把握するのが苦手で、親しくない人や目上の人になれなれしく接してしまうことがある
・相手の気持ちを察することができず、怒られていても何が悪いのかわからない
②言語コミュニケーションの障害
・相手にかまわず、一方的に自分の話をする
・相手の話を聞くのが苦手
・言葉を文字通り受け取ってしまい、冗談が通じない
・質問に対して的外れの答えをしたりする
・話がころころと変わる?
③想像力の障害
・特定の行動にかたくなにこだわり、予定外のことに対応できない
・物事に決まった手順があり、それを変えることを嫌がる
・決まった時間に決まった行動をとることを好む
・興味のあることには、とことんのめりこむ
・気持ちの切り替えが苦手で、「頑固」「融通がきかない」と周囲の人に思われがち
・物事の優先順位をつけるのが苦手
結婚生活ではこんな問題に直面することも
結婚相手がアスペルガー症候群である場合、あなたは結婚相手の以下のような振る舞いに疑問や不安を感じたことがあるかもしれません。
愛情表現が少ない。特に人前での愛情表現は無く、手をつなぐことも嫌がる
けんかになると黙り込んでしまったり、その場を立ち去ってしまったりして、話合いができない
大変なときにそばにいてくれない
最低限のあいさつができず、礼儀知らずな態度をとってしまう
時間を重視せず、約束した時間にも現れない
一人の時間を好むため、あなたがさびしさ、孤独を感じる
アスペルガー症候群の原因
アスペルガー症候群の原因は、先天的に脳の複数の部分がうまく機能していないことにあると考えられています。
脳のある部分が機能不全に陥ってしまうことにより、脳内のネットワークに障害が生じてしまうのです。
また、遺伝的要素が関係しているものの、育て方やしつけとは無関係であることが判明しています。
しかしながら、周囲の環境いかんによっては、深刻な二次障害を引き起こしてしまうことも少なくありません。
アスペルガー症候群の二次障害の例
・うつ病
・睡眠障害
・心身症(ストレスなどが原因で、頭痛や腹痛等の体調不良が生じること)
・ときには、窃盗などの反社会的な行動を起こしてしまうことも
・ひきこもりやニートになってしまう
・統合失調症
そこで、ここでは、アスペルガーとADHDの特徴、及びアスペルガー症候群やADHDを持つ相手と離婚したい場合にどうすればよいか、についてご紹介したいと思います。
アスペルガーとADHD(注意欠陥・多動性障害)についてさらに詳しく!
