マザコン夫とは?【離婚弁護士が解説】

掲載日:2015年10月7日|最終更新日:2020年1月17日

マザコンとは

祖母のイメージ画像マザコンとは、マザーコンプレックスの略で、母親を過剰なほど慕う傾向のあることをいいます。

夫がマザコンの場合、その言動を理解できずに苦しまれている方々が多くいらっしゃいます。

ここでは、マザコン夫との対応方法について、紹介いたしますので、参考にされてください。

当事務所は、離婚を専門としており、女性の方から夫に対する様々な悩みをお聞きします。

ご相談の中で、相手の男性がマザコンであったため、夫婦関係が破綻してしまったというケースが増えてきています。

 

 

マザコン夫の事例

マザコン夫の事例としては、以下のような例があります。

事例 妻よりも母親の味方をするマザコン夫

怒る姑のイメージイラストAさんは、8年前に夫と結婚し、幼稚園の子どもがいました。
夫の両親は自宅のそばに住んでいました。
夫の母親は、子ども(孫)をとても可愛がっていましたが、最近、高価なおもちゃなどを頻繁に買い与えていたことから、「子どもの教育上、何でも買ってあげるのはよくないから止めてください。」と伝えました。
ところが、夫の母親は、反対にAさんに罵声を浴びせてきました。
夫は、それを見ていたのに、何も言ってくれませんでした。
Aさんは、その後、夫に対して、相談しましたが、逆に夫は子どもを甘えあせてやるべきだと言って母親の肩を持ちました。

 

事例 姑が孫を自分の子どものように育てているのに何も言わない

孫をあやす祖母のイメージイラストBさんは6年前に夫と結婚し、4年前に子どもが生まれました。
夫の両親は、もともと他県で生活していましたが、子どもが生まれてからは、自宅の近所に引っ越してきて、孫に会いに毎日のように自宅に来るようになりました。
そして、夫の母親は、夕食まで作るようになりました。
夫は、母親の手料理を食べれてうれしいと言っていたので、Bさんは逆らえませんでした。
ところが、母親の行動はエスカレートし、孫に対して、自分のことをおばぁちゃんではなく「ともちゃん」(夫の母親の下の名前)で呼ばせ、教育方針にまで口を出すようになってきました。
そこで、Bさんは、夫に相談しましたが、夫は母親の協力があった方が良い子に育つなどといってまったく取り合ってくれませんでした。

上記のような事案はマザコンの典型です。

母と息子マザコン夫は、たとえ妻が正しく、母親が間違っていても、母親のことを悪くは言いません。

むしろ、母親のことを悪く言う妻に対して、冷たい態度で接してきます。

また、母親も夫に対して甘やかして育てているので、母親が孫を極度に甘やかしても、夫は当然のように感じています。

上記は典型ですが、その他にも、マザコン夫には次のような特徴が見られることがあります。

マザコン夫の特徴

優柔不断である

マザコン夫は子どもの頃から大人になっても甘やかされて育っているので、優柔不断な場合が多くあります。

子どもに対しても嫉妬する

マザコン夫は、子どものような性格の場合が多く、子どもができても父親になったという自覚がありません。
そのため、妻が子どもばかりに気をかけていると、子どもに対して嫉妬心を抱くことがあります。

家事や育児をほとんど手伝わない

マザコン夫は、常に甘やかされて育ったため、母親の家事の手伝いなどしたことがない場合が多くあります。
そのため、妻が家事や育児に苦労していても、自分から手伝うことはほとんどなく、妻に手伝ってと言われても、渋々手伝うような場合が多く見受けられます。

 

 

マザコン夫を夫に持つ方の対応方法

悩む女性マザコン夫を夫に持つ女性の方は、その対応に苦慮されています。

この場合、夫の言動がそれほど酷くないようであれば、離婚を選択するのではなく、修復のために努力することも大切です。

具体的には、マザコン夫に変わってもらうのではなく、自分が変わることです。

マザコン夫は、生まれてからずっと母親に支配され、育っています。そのような夫を変えることは不可能と思ってください。

マザコン夫と結婚生活を継続させる自信がない場合、離婚もやむを得ないでしょう。

マザコン夫を受け入れるための心構え

マザコン夫を好きになる

マザコン夫を夫に持つ女性は、交際中、夫の子どもっぽい(甘えん坊)なところに母性本能をくすぐられて結婚されたのではないでしょうか。
結婚前の気持ちに戻って、子どもっぽいところを好きになろうとすると気持ちが楽になるでしょう。

マザコン以外の良い点だけを見るようにする

誰にでも長所と短所があります。
夫の長所だけを見るように心がけると気持ちが楽になるでしょう。

夫の母親を好きになる

マザコン夫をもつ女性は、夫の母親に対して敵対心を持つものです。
しかし、マザコン夫にとって母親は絶対です。
敵対心を持っては絶対にうまくいきません。
母親を好きになれば、母親もあなたに対する態度が良好になる場合も多いのでチャレンジしてください。

 

 

マザコン夫の離婚の特徴

裁判で離婚が認められない可能性がある

相手がマザコンである、という理由だけでは、裁判所が離婚を認めてくれない可能性が高いという問題があります。

すなわち、裁判所が離婚判決を出してくれるのは、以下の5つの場合に限定されています。

法律の根拠 離婚が認められる場合
民法770条1項1号 相手方に不貞行為があったとき
民法770条1項2号 相手方から悪意で遺棄されたとき
民法770条1項3号 相手方の生死が3年以上明らかでないとき
民法770条1項4号 相手方が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
民法770条1項5号 その他婚姻を継続し難い重大な理由があるとき

離婚が認められる場合について、より詳しい解説はこちらのページをご覧ください。

上記のうち、該当する可能性があるのは、「その他婚姻を継続し難い重大な理由があるとき」(民法770条1項5号)です。

しかし、マザコンの程度がよほど悪質でない限り、重大とまでは言い難く、苦戦すると思われます。

 

相手が協議に応じない可能性がある

上記のとおり、マザコン夫は優柔不断なことが多くあります。

そのため、協議で離婚をしようとしても、「相手が離婚を決断できない」という状況が想定されます。

 

 

マザコン夫との離婚相談

マザコン夫との離婚問題については、上記のような特徴があるため、弁護士にご相談されると良いでしょう。

ただし、マザコン相手との離婚問題については、経験豊富な弁護士は決して多くありません。

そのため、可能であれば、離婚専門の弁護士が望ましいと思われます。

当事務所は、離婚事件に注力する弁護士のみで構成される離婚事件チームがあり、マザコン相手との離婚問題についても、数多くの解決実績があります。

また、女性限定のサービスもご提供しています。

マザコン相手との離婚について、お悩みの方は当事務所までお気軽にご相談ください。

女性限定サービスはこちらからどうぞ。

ご相談の流れはこちらのページをご覧ください。

 

 

この記事を書いた人

弁護士 宮崎晃


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