浮気をした夫から離婚を申し込まれていますが、応じなければならないのでしょうか?

離婚についてよくある相談Q&A

A) 応じる必要はありません。

080707有責配偶者(不貞行為を行った配偶者等)から離婚請求がなされた場合、裁判所は離婚を容易には認めません。

なお、最高裁では、次の要件を満たさない場合、離婚請求は認めないと判示しています。

①別居期間が長期間に及んでいること。

②未成熟子が存在しないこと

③相手方配偶者が精神的・社会的・経済的に極めて過酷な状態に置かれるなどの事情がないこと。

 

上記の要件に該当するか否かは事案の具体的な内容によりますので、専門家へご相談されるとよいでしょう。

 

浮気した夫との離婚の問題点

浮気した夫から離婚を申し込まれた場合、以下の点が問題となります。

①有責配偶者の判断が難しい

男性相手方が有責配偶者の場合、上記の最高裁の3要件を満たさなければ、相手方の離婚請求は認められません。

しかし、有責配偶者であるか否かは、微妙なケースが多いです。

例えば、相手方が風俗に行った、異性と交際している様子だが性交渉をしている証拠がない、不貞行為から何年も経過している、などの事案では、相手方の有責性が認められるか否か、離婚専門の弁護士でなければ判断が難しいと思われます。

 

②離婚を争っても根本的な解決とはならない!?

複雑仮に、離婚裁判において、相手方の不貞行為などの有責性を立証して、離婚請求を退けたとします。

しかし、これだけでは「根本的に解決した」とはいえないと思われます。

前記のとおり、相手方が有責配偶者の場合、裁判所は3要件への該当性を判断します。現時点で、3要件に該当しないとしても、別居から長年月が経過すると、3要件に該当することとなります。

したがって、仮に現時点で離婚請求を退けたとしても、何年も経てば離婚判決は認められる可能性が高くなるので、「問題を先送りにしている」にすぎないといえます。

また、裁判で争って、相手方との関係が修復できれば良いのですが、そのようなケースは極めて少ないです。

相手方の気持ちを変えることは困難ですし、裁判では双方とも相手方を攻撃する主張を行いますので泥沼状態に陥ることが多いと思われます。

 

 

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