離婚を拒否し続けた夫から婚姻費用を獲得し離婚した妻の事例

掲載日:2016年3月3日|最終更新日:2020年2月3日

ご相談者Eさん (福岡市博多区)
職業:会社員(育児休暇中)
解決方法:協議
子どもあり (長女)
離婚を切り出した

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。

依頼前 依頼後 利益
離婚 ×不成立 ○成立
養育費 なし 月額2万円を満20歳まで 約450万円
年金分割 なし 月額8万円 32万円

 

状況

Eさんは、長女を妊娠したことがきっかけで夫と結婚しましたが、長女が生まれても同居することなく、生活費を払おうとしない夫の態度に悩んでいました。

そして夫が、Eさんだけではなく、長女やEさんの家族に対しても、心無い言葉を何度も言ったことをきっかけに、離婚を決意し、夫との話し合いをはじめました。

しかし夫は、絶対離婚しないと話し合いをしなかったうえ、Eさんが育児休暇中で収入が少なくなっているのにもかかわらず、生活費も渡してくれませんでした。

生活に困ったEさんは、離婚の話し合いを弁護士にお願いしました。

 

※この事例は、以下争点ごとに弁護士の関わりと補足説明を掲載しています

弁護士の関わり

離婚の成立について

弁護士は、夫に対し、協議離婚を申し入れました。

その後就任した夫の代理人弁護士は、婚姻費用の支払いには応じたものの、あくまで夫婦関係修復が前提であるとして、離婚を強く拒否しました。

弁護士は、Eさんから詳細に聞き取りを行い、Eさんが離婚を決意するに至った経緯を夫に説明する書面を送付しました。

また、あくまで当事者間の話し合いを希望する夫に対し、Eさんが直筆で想いをしたためた手紙を送付しました。

その結果、夫は、離婚に応じました。

養育費の増額について

弁護士は、Eさんが離婚を決意した経緯を書面で詳細に主張したうえ、Eさんが書いた直筆の手紙を代理人を通じて夫に渡し、粘り強く夫と交渉しました。

その結果、夫は、養育費を支払わないでいいのであれば離婚しないとの態度に転じましたが、弁護士は、双方の収入に見合った適正額の養育費支払いを強く求めました。

最終的に、夫は、頑なに拒んでいた養育費の支払いに応じたうえで離婚に合意しました。

婚姻費用の増額について

弁護士は、育児休暇中で収入が減っていたEさんの収入をゼロとして算定した婚姻費用(月額8万円)の支払いを求めました。

代理人弁護士に説得された夫は、夫婦関係修復を前提として、こちらの希望どおりの婚姻費用の支払いに応じました。

最終的に、夫は、離婚に応じ、最終的には、頑なに拒んでいた養育費の支払いにも応じました。

 

補足

離婚の成立について

Eさんのケースでは、夫の心無い言動を証明する資料がなかったことから、夫が離婚を拒否し続けた場合、裁判で離婚判決を早急に獲得することは難しい状況でした。

心無い言動が多かったEさんの夫のようにモラハラ型の相手方に対しては、弁護士が間に入ることで、依頼者の方の精神的負担を抑え、早期に離婚を成立させることが可能になることもあります。

夫が離婚に応じない場合にも、適切な対応をとって粘り強く交渉すると、結果的には短期間で離婚を成立させることも可能なのです。

養育費の増額について

Eさんは、仕事復帰後は夫とほぼ同じ金額の収入を得る見込みであったため、早期に離婚ができるのであれば、と養育費の請求を一度は断念しかけました。

しかし、弁護士は、養育費が、お子さんが健やかに成長するために重要なものであることをEさんに説明し、相手方と交渉を重ねた結果、適正額の養育費を獲得できたのです。

相手方から、養育費を支払わなくてもいいのであれば離婚するなど、理不尽な要求をされて困っているという方は、一度弁護士にご相談ください。

婚姻費用の増額について

妻が離婚を希望し、夫が離婚を拒否する場合には、夫は、離婚成立まで、収入に見合った婚姻費用を支払っていくことになりますが、これまで婚姻費用を負担していなかったEさんの夫にとっては、月額8万円という婚姻費用の支払いを継続することは、かなり厳しかったものと思われます。

婚姻費用は、日々の生活に必要不可欠なものであることはもちろん、場合によっては、離婚を拒んでいる相手方が離婚に応じるきっかけともなりうる非常に重要なものです。

生活費をもらえない、離婚に応じてもらえないと悩んでおられる方は、ぜひ一度弁護士にご相談ください。

 

 





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依頼結果:

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