発達障害の妻と離婚協議が進まない中、協議離婚を成立させた事例

執筆者
弁護士法人デイライト法律事務所 弁護士。
離婚分野に注力し、事務所全体の離婚・男女問題の相談件数は年間700件を超える。(2019年実績)
掲載日:2020年1月28日|最終更新日:2020年1月28日

ご相談者Hさん (山口県光市)
職業:会社員
世帯年収:500万円
婚姻期間:4年
解決方法:協議
離婚を切り出した

相手:30代会社員

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。

サポート無 サポート有 増額利益
離婚 ×

 

状況

Hさんは、約4年前に妻と婚姻しました。

Hさんは、婚姻当初から様々な場面で、妻との価値観のズレを感じていたことから、若干の違和感を覚えていました。

婚姻生活の中でHさんは、妻が掃除・片付けがきちんとできなかったり、人の気持ちを汲み取ることが苦手だということに気付きました。

また、Hさんが妻に、一時期、通帳を預けて家計管理を任せたところ浪費を繰り返したため、すぐにHさんは自身で家計管理を行うようになったということもありました

こうした様々なことが積み重なった結果、Hさんは次第にストレスを溜めていき、今後の婚姻生活の継続に不安を覚えるようになりました。

それと同時に、妻は何かしらの問題を抱えているのではないかと感じるようになりました。

ある時、Hさんと妻は、心療内科を受診しました。そうしたところ、妻が発達障害であるとの診断を受けました。

発達障害の診断を受けた妻は服薬、カウンセリングによる治療を開始しましたが、状況はなかなか改善しませんでした。

こうしたことから、Hさんはますます婚姻生活にストレスを感じるようになってきました。

次第に、Hさんと妻は家庭内でもギクシャクし始め、会話も少なくなっていきました。

こうして、Hさんと妻とは、もはや夫婦関係を修復することが極めて難しいところにまで至ってしまいました。

そのため、Hさんと妻とは、離婚に向けた協議を始めました。

当初は、少しずつではあるものの前に進んでいた離婚協議でしたが、あるときからうまくいかなくなり、離婚協議がストップしてしまいました。

悩む女性妻は、離婚に消極的な態度をとるようになってきました。

そして、大きな進展がないまま、約6ヶ月が過ぎてしまいました。

Hさんは妻との離婚を強く望んでいました。

とはいえ、一度暗礁に乗り上げた話し合いをどうやって再開すればよいかが分からず、また、今後妻との離婚協議を1人で進めていくことに不安を覚えていたHさんは、今後のことについてアドバイスを受けるために、弁護士にご相談されました。

 

弁護士の関わり

Hさんからのご相談を受け、これまでの経緯についてヒアリングをした弁護士は、離婚に際して考えなければならないことや今後の進め方について、アドバイスしました。

そして、これまでの離婚協議が停滞していたことから、Hさんはご自身で進めていくことに不安を感じていたため、弁護士に離婚の代理交渉を依頼されました。

離婚の代理交渉の依頼を受けた弁護士は、妻との離婚協議を開始しました。

まず、弁護士は妻に対して協議離婚の申入書を送りました。

妻は当初、弁護士との協議を拒絶する態度を示していましたが、徐々に話し合いのテーブルに着くようになりました。

ある程度時間をかけて、少しずつ前に進める方法で協議の代理交渉を行っていきました。

その後は、離婚を前提とする話し合いに乗せることができたため、離婚条件に関する話し合いを継続していきました。

そして、代理交渉開始から5ヶ月程して、Hさんが妻に対して、一定額の生活補償金を支払うという形で協議離婚が成立しました。

ようやく、Hさんは妻と離婚することができました。

 

補足

本件には、
① 配偶者が発達障害を有していたために、ストレスを抱えるようになり、そのことが離婚を考えるきっかけになった。
② 配偶者との離婚を強く希望しており、一度は配偶者との離婚協議をしてみたものの、途中から進まなくなり、話し合いが暗礁に乗り上げていた。
という特徴があります。

まず、①の点について、最近、配偶者が発達障害を有しているために、離婚を考えているというご相談を受けることが増えてきている印象を受けます。

ここで確認しておきたいのは、発達障害というのは、あくまでその方が有している1つの個性(特徴)であって、それ自体は決して悪いものではないということです。

発達障害で悩まれている方は、世界中に大勢おり、何とか少しでも改善しようと服薬やカウンセリング等による治療をされて努力をしている方が多くいらっしゃいます。

もっとも、配偶者が発達障害を有している場合には、日々の婚姻生活において、うまくいかなくなることも多く、そのことが原因で離婚を考えるようになる場合も少なくありません。

最初は配偶者の理解やサポートがあるものの、次第に、限界を迎えてしまうという状況です。

また、離婚協議においても、なかなか上手くいかないことも少なくありません。

弊所にも、夫(妻)が発達障害を有しているため離婚したいというご相談を受けることがよくあります。

次に、②の点について、ご相談に来られる方の中には、このような状況の方も少なくありません。

こうした場合、大切なのは専門家に事情を説明して、アドバイスを求めることです。

長い間離婚問題を抱えているときに重要なことは、自分が何を実現したいのか(早い解決なのか、経済的利益なのか)を改めて振り返って考えることです。

専門家からのアドバイスは、頭を整理するきっかけの1つになることも少なくありません。

そして、弁護士に協議の代理交渉等を依頼するのも1つの方法です。

本件のHさんのように、離婚について悩まれている方は大勢いらっしゃいます。

また、当事務所には、本件のような事例の離婚問題について多くの解決実績があります。

一人で悩まずに、まずはご相談いただければ幸いです。

弊所の離婚サポートについて、詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

執筆者
弁護士法人デイライト法律事務所 弁護士。
離婚分野に注力し、事務所全体の離婚・男女問題の相談件数は年間700件を超える。(2019年実績)




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